レンタカーで巡るドイツ旅、1日目。
ホテルチェックイン後、街散策へ!
中世の建物が多く残っていて「中世の宝石箱」と言われる、ローテンブルクの旧市街です。
旅行前から、この街の散策をとても楽しみにしていました。さっきレンタカーを運転しながら見た石畳の街並みが、あんまりにもかわいかったので、小躍りしながら出かけたのは言うまでもありません。
まずはホテルからすぐそばの、街で一番大きなプロテスタント教会の「聖ヤコブ教会(St. Jakobskirche)」を眺めます。
西暦1311年から170年以上かけて完成させた教会だそうです。日本は鎌倉時代ですね。
ゴシック様式の外観は、華やかさこそありませんが、厳かな佇まいです。
教会正面にあるキリストの御姿に圧倒されました。教会内部には美しい彫刻の祭壇があるようですが、残念ながら時間の都合で見学はできませんでした。
ロマンチック街道のなかでも、メジャー観光地で、たくさんの観光客が訪れるローテンブルク旧市街ですが、人々が普通に生活しているようで、看板のない古い建物は住宅のようです。
玄関脇に木が植えてあるお宅を何か所か見かけましたが、いずれも壁をつたうように植木が矯正されて伸びていて、、
どうやら「道にはみ出しちゃダメ!」という決まりがあるように思えます。
きっと、日中は観光客もたくさんで、活気がある街なのでしょうけど、空は明るいですが19時を過ぎたこの時間は人がまばら。
飲食店は開いていましたが、お土産や食料などのお店はほぼ閉店済。
静かな中世の街は、どこを歩いても、子供のころに見た絵本の世界のようです。
旧市街の中心部、マルクト広場にある、ひときわ大きな建物「ローテンブルク市庁舎」に到着。
広場周辺には飲食店もあり、中では多くのお客さんがお食事をしていました。
広場のすぐ脇に、木組みの目を引く建物。そのすぐ前に噴水広場のような一角があります。
こちら「ゲオルクの泉」と名のついた、この街最大の井戸だそうです。
泉からすぐの場所に、クリスマス専門店の「Käthe Wohlfahrt(ケーテ・ウォルファルト)」があります。一年中クリスマス商品を扱う有名なお店ですね。
ディスプレイがとにかくかわいい!
きっと開店中に訪れていたら、私の場合、あれこれ暴買いしてしまっていたので、閉店後にお店の外から覗くだけでよかった気がしました。^^;
気になる方は、オンラインショッピングもできちゃいますよ♪
広場から少しはずれると、脇道はこんな風景。
こちらの銅像、とある建物の角に建てられていました。笛を持つ兵隊さんなのかな? 有名なものかよくわかりませんが、目に留まりました。
わくわく散策をしていましたが、お腹がすいてきたので夕飯にします。先ほどマルクト広場にあったレストランの前を通った時に、そのうちの一軒のお店に決めていました。
黄色い壁のお店「Ratsstube(ラーツシュトゥーベ)」
創業100年超のレストランだそう。
ドイツ旅で初の外食です。
少々不安があったのですが、店外に掲げられたメニューの価格帯と「日本語メニューございます」の文字で、このお店に決めたのでした。^^;
店内は賑やかで、気取らない食堂といった雰囲気です。
まずは、トゥーハーというビールで乾杯!
日本語のメニューの一番上にあった「豚肉の焼いたもの、フレンチフライ」をオーダー。
が!!テーブルに運ばれたものは、こちら!
全然ちがう!!焼いた豚肉は?ポテトはどこ?笑
お店の方にも確認したけど、やはりメニューの一番上のものとのこと。笑
こちらのお料理、Geschnetzeltes mit spätzle(ゲシュネッツェルテス シュペッツレ)は、ネットで検索してみたら「薄切り肉のクリーム煮込みとショートパスタ(卵麺)添え」のようです。
期待と全然違うものが来たわけですが、このお料理、ビーフストロガノフに似たお味で、めちゃめちゃ美味しかった!!ナイス、トラップ!笑
そのほか、
定番のソーセージに
グーラッシュ(スープ)に
ハムサラダを頼みました。
ハムサラダは、マヨネーズの味付けの昭和なサラダでした。
以上を二人でシェアして35ユーロほど。観光地なのに良心的なお値段でよかった!^^
▼Ratsstube公式ページ
お腹いっぱいになって外に出たら、空は暗くなっていました。
続けて街を散策します。
先ほど見たばかりの景色ですが、夜になって、ライトアップされると、また違った印象です。
ああっ!この場所っ!映画で主人公が悪い人に追い詰められるとこじゃんね。。
この通路は、馴染みの情報屋から黒幕に繋がる重要情報を得るとこだよね。。
こちらの住宅の灯りは、家族みんなで食後の団欒かな?
暗くなって、要らぬ妄想ばかりが膨らみます。笑
と、ここで、ローテンブルク名物の「夜警ツアー」という中世の夜警さんの格好をしたガイドツアーの街歩きに参加する予定でした。
広場に集まっていた参加者が50名以上いて、ガイドさんの声が聞き取れなさそうだったこと、時差ボケで眠かったこと、四月の終わりだと言うのに、ダウンを着る寒さが辛く、明日朝、自分たちで散策すればいいね!と諦めて、ホテルへ戻ることにしました。
一番最初に見た教会まで戻ってきました。
ここからホテルまでは歩いて3分ほどですが、く、暗くて怖い。。スタスタ早歩きでホテルに戻って、早々に就寝しました。。
▼宿泊したブルクホテルの詳細はこちら
早寝の甲斐あって、翌日は早朝に目覚めました。^ ^;
この日は午前中のうちに次の街に移動する予定だったので、朝食前に昨夜見られなかった場所を散策しておこう!と5時から張り切ってでかけました!
まずは、旧市街をぐるりと取り囲む市壁と、いくつかある門を散策します。
こちらはワイス塔。
ん??なんだろ?周辺の建物と共存しているように見えます。
あ、やっぱ、くっついてたんだ!笑
ワイス塔をくぐってさらに進むと、、、
ガルゲン門。絞首台の門という意味で、この外側に見せしめの処刑場があったそうです。
ひぇ〜っ、夜に来なくてよかった!!
この門の脇の階段から市壁の上にのぼりました。
市壁はビルだと4〜5階建くらいの高さでしょうか。
旧市街をぐるりと取り囲む壁です。
せっかくなので隣の門まで歩いてみました。
壁には外側に向けていくつも穴が空いています。こちら見張り窓でしょうか。
こちらは、日本のお城の狭間と同じ作りのようです、興味深いですね。
市壁の中側の景色。
似た形の色とりどりの建物がびっちり並ぶ表通りからはわかりませんでしたが、建物の裏手には、それぞれお庭があるんですね。
しばらく歩いたら隣の門に着いたので、
おどろおどろしい階段を降りました。
街の中心に近づくと、カラフルな飾りがありました。
イースターが終わったばかりだからでしょうか、卵の殻にペイントが施されていました。
その先にマルクス塔。
ジブリっぽい雰囲気のこの景色が、ローテンブルク一番のお気に入りになりました。
マルクス塔をくぐってすぐ脇にあるパン屋さんが開店していたので、入りました。
お目当ては、こちら!
ローテンブルク名物の「シュネーバル」^ ^
大きさ大小2種に、チョコやナッツなどの味のバリエーションがある、ボール状の揚げ菓子です。
このあと朝食が待っていたので、小さいサイズのプレーンにしました。(ひとくちかじった後の写真で御免!笑)
おいしい♪♪
クッキー生地を平たくのばしてから、ガサガサッと丸めて揚げてあるようです。サクサクとした食感で、粉砂糖がかかっていて、お味はシュークリームのシュー生地のようなシンプルなもの。素朴でおいしかったです♪
かわいらしいホテルの看板を眺めたり、、
学校へむかうと思われる小さな兄妹の姿を見かけたり、、
朝のお散歩のあと、飼い主さんに置いてけぼりをくらったワンコと目があったり、、、
目覚めて動き始めてきた街並みの様子もおもしろく、まだまだ散策したい気持ちもありましたが、残念ながらタイムアップ!!ホテルへ戻りました。
朝ごはんをいただいてチェックアウトをして次の街に向けて出発〜!!!
のはずでしたが、車に乗り込んでから、大事なところへ行くのを忘れていたことに気づきました!あわてて立ち寄ったのが、、、
プレーンライン!!!
中央の木組みのおもしろい形の家と、左手にジーバー塔。この風景は、ローテンブルクといえば、ウェブや書籍に必ず最初に出てくる場所なのです。危うくここを見ずに立ち去るところでした!ローテンブルクの締めになって、ちょうどよかったです!
曇りや霧雨のなかの短い滞在ではありましたが、ローテンブルクの中世の街並みに大満足できました!
それでは、レンタカーで次の街へ出発〜っ!!
次の街は「ネルトリンゲン」。それはまた次回。お楽しみに〜!