Samantha's Diary

あちこちいって、いろんなことがしてみたい!Samanthaの日記

旅行記 イサム・ノグチ庭園美術館へ行ってきました!

 

急に思い立っていくことにした香川旅。

 

うどん、こんぴらさん以外に何があるのか存じ上げず、ウェブで観光案内サイトなどをチェックして、行ってみたい場所を2箇所見つけました!

 

そのうちの1つが「イサム・ノグチ庭園美術館」。

 

イサム・ノグチ氏を知ったのは、小学6年生の時。夏休みの自由研究で、当時住んでいた岐阜市の伝統工芸品である「岐阜提灯」の歴史と製作工程を調べることにしたのです。

 

提灯の会社に見学をお願いして、社員の方から岐阜提灯の説明を聞いていた中で「イサム・ノグチ」という、日本人の名前なのに、外国風に逆に読む、この方の名前を初めて耳にしました。

そこで、図書館で調べて自由研究の中で発表した経験から、彫刻家であり、画家、インテリアデザイナー、造園家、、、など、たくさんの肩書きを持つ芸術家さんに、勝手にご縁を感じていました。

 

今では、世界中でコピーされまくっていて、よく見かけるようになった、和紙のまあるい提灯型や、縦のライトは、もともとは、Akariというイサム・ノグチ氏の有名な作品で、彼のデザインを岐阜提灯の技術で製作したものなのですよ。

f:id:Samantha_TOKYO:20180528055942j:image

画像引用元:株式会社OZEKI公式ページ

イサム・ノグチ - AKARI(アカリ)|岐阜提灯-株式会社オゼキ[お盆提灯・AKARI(アカリ)製造販売]

 

今回の旅で彼の庭園美術館が香川にあることを知り、ぜひ行ってみたい!と思いました。

 

ただ、こちらの入館は、毎週火曜、木曜、土曜のみで、見学もフリーではなく1日3回の時間指定のツアーのみ。

 

何より、10日以上前必着の往復ハガキでの予約受付が基本という、今回の思いつきの旅には、かなり不向きな条件。例外として、訪問前日16時以降に電話確認をして、空きがあれば入れるということだそうで、かなり特殊な予約方法の施設です。

 

今回、前日16時に電話してみたのですが、休館日だったからか電話が繋がらなかったため、当日高松空港から開館直後の時間にドキドキで電話をしてみたのです。13時から1人枠が空いているとのことで、幸運にも入館することができました!

 

さて!レンタカーでナビに従って進みます。

 

f:id:Samantha_TOKYO:20180527204754j:image

ええ?!ここ?!というような、狭い住宅街の道路を進んで行くと、小さな案内板がありました。

 

f:id:Samantha_TOKYO:20180527204909j:image

こちらが受付棟。建物の脇に車を停めて、中へ入ります。

 

f:id:Samantha_TOKYO:20180527204959j:image

入口脇には、敷地の説明が掲げられていました。

 

受付棟の中へ入って入館料をお支払いすると、小さなシールが渡されました。これを上着の見えるところに貼ってくださいとのこと。

f:id:Samantha_TOKYO:20180527205528j:image

このシールね、自分の顔でも模してんのかな?とおもったら、ホントは写真の右側が下に来るのが正しい向きで、IとNがドットで繋げられているイニシャルのサインでした。^ ^;

 

受付棟では、イサム・ノグチ氏に関する書籍、DVD、Akariのライトなどが、販売されています。

 

ツアー開始までの時間、DVDが放映されていて、テレビを観ながら待ちました。

 

イサム・ノグチ氏は、日系アメリカ人で、活動拠点はアメリカにあったのですが、なぜ香川に庭園美術館があるのか?ですが、、、

 

1969年のこと。

ユネスコ庭園への作品素材に香川県の庵治町(現・高松市)牟礼町で産出される花崗岩の庵治石を使ったことをきっかけに牟礼町にアトリエを構え、「あかり (Akari)」シリーズを発表する。ここを日本での制作本拠とし、アメリカでの本拠・ニューヨークとの往来をしながら作品制作を行う。

引用元:Wikipedia 

 

とのことで、1年のうち3〜4ヶ月はこの牟礼町で過ごして、自身のアトリエや住居環境を整えながら、作品を製作していたのだそうです。

 

この地と、この地の「庵治石」に惹かれて、アトリエと居を構えて製作に没頭した場所が、現在の庭園美術館です。

 

時間になり、学芸員の方による注意事項の説明があり、最初にアトリエへ向かいます。

 

先程いた受付棟と、外から見たアトリエの石壁サークル以外は撮影禁止だそうです。

 

見学者は全部で20人くらい。

受付棟から歩いて3分ほど歩くと、

f:id:Samantha_TOKYO:20180528061757j:image

自然石が積み上げられて美しい弧を描いている石壁の中に、小さな蔵のようなアトリエがありました。

 

作業場所は、彫刻に使われた道具類がそのまま保存展示されています。いつ戻ってきても作品が作れるように、、、とのことだそうです。

 

石壁サークルのお庭のなかには、たくさんの作品がありますが、署名が彫ってあるあるものは完成品、ないものが未完成だそうです。

f:id:Samantha_TOKYO:20180528062412p:image

写真出展元:イサム・ノグチ庭園美術館公式サイト

http://www.isamunoguchi.or.jp

 

脇の展示蔵には、彼の大作の1つ「Energy Void」が展示されていました。

f:id:Samantha_TOKYO:20180528061922p:image

写真出展元:イサム・ノグチ庭園美術館公式サイト

http://www.isamunoguchi.or.jp

 

写真左側の四角い輪がその作品。台座から高さが4m ほどあり、いくつかのパーツを組み合わせて1つの作品とした巨大なそれは圧巻!でした。

 

もともと屋外で製作されていたものでしたが、彼は雨ざらしで劣化するのを避けるため、作品を今の場所に置いたあと、明治時代の酒蔵をここへ移設して作品を保護したそうです。作品が先で蔵が後から。ビックリです!

 

決して広くはない場所ですが、完成作、未完成作合わせて150ほどの彫刻が点在していて、一つ一つを見て回りました。

 

次に彼の居屋を見学しました。

もともとは武家屋敷だった家屋を、この地に移設し改築したものだそうです。内部には入れませんが、少し空いている窓や入り口から内部を拝見できました。

 

背の高い彼には武家屋敷の天井が低かったこともあり、移設後に囲炉裏の周りの床を低くして腰掛けられるように改築したり、窓枠に後からガラスや雨戸をつけたりと、彼によって数々手を加えられているそうです。

静かでとても居心地の良さそうな場所でした。

 

最後に、山の上のお庭へ。

 

急な石の階段を上っていくと、山の斜面一面が芝に覆われた広い丘のある広場になっていました。

 

そこにも数点作品がありました。母親に捧げた作品、手を加えず自然のままに設置した岩など、その空間が造園家としての作品になっていました。

 

以上でツアーが終了しました。


f:id:Samantha_TOKYO:20180527215250j:image

こちらは、唯一、写真が撮れる場所にある作品です。

 

ツアーは約1時間、あっという間でした。牟礼町ののんびりとした町の、石材屋さんが点在する住宅街の一角にある庭園美術館、静かでとてもステキな空間でした。

 

思い立って急に行きたい!と決めた場所でしたが、無事に観ることができたことにも、またまた勝手にご縁を感じました。

 

今年は彼が設計した札幌のモエレ沼公園にも、行こうと決めたサマンサでございました!^ ^

 

▼イサム・ノグチ庭園美術館公式ページ

http://www.isamunoguchi.or.jp

 

 

Sponsored Link