バンクーバー旅作を予約した直後から、どこで何をするか、何を見るか、何を食べるか、旅程を考えはじめました。
みんなバンクーバーへ行って何してるのかなー?
ふむふむ、ビクトリア観光ね、スタンレーパークにグランビルアイランドね!ふむふむ。
初めての旅先で旅程を決める際、いつも参考にするのが、オプショナルツアーのサイト。
基本、自力で旅をするのが好きなので、オプショナルツアーを申し込むことは稀ですが、人気のツアーから、見逃せないもの、観光地のメジャーどころから、変わり種まで、瞬時にわかるので、情報としてかなり重宝しています。
今回のバンクーバーもオプショナルツアーを何気なく見ていたら
「BOEING社 工場見学ツアー」
っえーーーーーーっ!なになにー!!
まじすかーーー!!!
今年、SFC修行中にずっとお世話になったボーイングの飛行機工場が見学できるだなんて、最高の経験です!
カナダから米国へ入国して、工場見学をするオプショナルツアーの金額を確認して、公式の見学ツアーの予約サイトで料金をみて、2人で行くなら絶対自力でいくべし!レンタカーで国境を越える経験もできるし!と、レンタカーを借りることを決めたのであります。
興奮しながら旅程を組んで、予約をしました!
↓見学ツアーの予約サイト
Future of Flight Aviation Center & Boeing Tour ½ Hr N of Seattle
さてさて当日。国境からは約1時間半弱で、エバレットの街に到着!
ボーイングの工場の脇を走っていた時、尾翼にANAのロゴがある、ボディが真っ白な機体がみえました!!助手席の親友U子に写真を頼むも、車のスピードが出ていたので撮れませんでした。
そうこうしていたら、見学センター「Future of Flight Aviation Center」の横の交差点まできました。
この時点で10時19分。バンクーバーのホテルから国境越えも含めて所要時間3時間10分でした。
ランチに行く予定をしていたクラムチャウダーの有名店、アイバースは11時のオープンだし、工場見学予約は13時から。予想よりだいぶ早く国境を越えられたので、時間を持て余しちゃいます。
もしかしたら、早い時間の見学ツアーに振り替えてもらえるかもしれないから、とりあえず行くだけ行ってみよう!と見学センターへ向かいます。
おぉおおお!広いね!
左手にヒルトン、右手に見学センター。
駐車場から広大な敷地が見えて、遠くに何機も並んだ飛行機が見えます。
あーーっ!!さっき写真を撮り損ねたANA尾翼の白い機体!!!
見学センターの入り口
中に入ると、各国の国旗が飾られていて、なんだか歓迎してもらえている気分♪
かわいい飛行機のペイントに沿って、受付へ相談に参ります。
笑顔が素敵なお若い男性が受付をしています。
「午後1時から予約をしていたサマンサと申しますが、可能なら早い時間に振り替えてもらえますか?」
「大丈夫!今からだと11時半のツアーに入れますよ〜!」
わーい!ツアーを早めてもらって、1時間くらいはこの建物の中で過ごします。
朝から何も食べていなかったので、受付の横にあったカフェでコーヒーとチョコブラウニーを買って、ちょっくら休憩。
国境でビビった疲れが、ここでようやくリセットされました。
その後、時間まであちこち見学。
オリジナルグッズの売店もあります。
見学ツアー用のデスクとは別に、観光案内のカウンターがありました。さっきここへ来る途中、携帯の電波が入らないエリアがあったので、念のため周辺の地図をもらえないか聞いてみます。
サ「Good morning」
係「Good morning, 日本の方ですよね!」
日本語!あたしとU子の会話が聞こえてたみたい。
近所のアイバースとハイウェイに戻る道がわかる周辺地図をお願いしたら、地図を出してくれて、日本語で道案内をしてくださいました。
なんとこの後行く、アイバースの工場見学者向けの優待券もくださいました!わぁ、うれしい!
あっという間に見学ツアーの時間10分前です。一度出入り口に行き、カバンをロッカーへ預けます。「クレジットカードだけ、手元に持って行くといいですよ!」と、先ほどのインフォメの方からのアドバイスに従いました。
場内はカメラ禁止、携帯禁止、みんな手ぶらで参加します。(なので、またしても、ここからはテキストだけでお届けします。)
見学者は1回に100人くらいを2グループに分けてさばくようで、並んだ順番に赤いカードと青いカードを渡されました。そのカードによって、この後に乗るバスが決まるようです。
あたしたちは青組。いいね、青組♪
乗り込む前に注意事項が告げられます。
階段上り下りがあるのと、かなり歩くので、補助が必要な方は申し出てください!とのこと。特に誰からも申し出がなく、続々とバスに乗り込みました。
青組をガイドをしてくださったのは、若くておキレイな女性。(赤組は、おヒゲに特徴のある声のでかいおじちゃんでした。)
バスが出発すると、係の方のガイドが始まります。
「今日はワシントン州内からきたひとー?」
「アメリカ国内からきたひとー?」
「海外からきたひとー?」
みんな順番に手を挙げます。海外からのお客さんも結構いました。
まずは、747ー8の工場を見学です。
バスが工場脇に到着して、すぐに地下へと続く階段を下ります。
世界最大の建物として、ギネス記録をもつデッカイ工場の地下通路で、人の往来専用だそうです。まーっすぐの通路ですが、ずっと先までは見通せません。
ときおり工場の社員がジョギングしていたりするそう。
テクテクしばらく進むと、途中で全員大きな貨物用のエレベーターに乗り込みます。
そこから上部にあがると、工場の上部、真ん中で、工場内を見渡せる高いバルコニーのような場所に到着しました。
でかーーーーっ!!!
工場もでかけりゃ、作りかけの飛行機もでかい!
この日は土曜日だったので、残念ながら工場は稼働していませんでしたが、飛行機が組み上がっていく様子を、順を追って説明してくださいます。
ルフトハンザの尾翼のマークだけがついた白い機体が作りかけになっていました。
747ー8は、次期大統領専用機になるんですね!説明によると、民間機は、一機出来上がるのに8ヶ月要するそうです。(ってこれ、あたしの英語ヒアリングが間違ってなければね。笑)
ひと通りの説明と見学が終わったら、エレベーターで地下通路におりて、またバスにのります。
続いて、777と787の工場に到着!
同じように、地下通路を通ってエレベーターに乗って、工場が見渡せる上部へ。
こちらの工場は、3シフトで稼働しているそう。たしかに土曜日でしたが、働いている人がたくさんいました。
社員用のミーティングスペースやレストランなども遠くにみえます。
工場内が半分に分かれていて、半分が777の生産レーン、もう半分が787。
それぞれ順番に組み上げられていくそうです。
787は、現在は28日間で1機組み上がって出荷されていくそうです。
なぜ、そんなに早いかと言うと、すべてをエバレットでは作っていなくて、ドリームリフターという飛行機で、別の工場からパーツを運んできて、エバレットで最後に組み立てるようになっているので、早く出来上がるんですって。
これで一通りの工場見学ツアーは終了!
見学センターの建物に戻る際、途中でバスがとまりました。
ちょうど塗装前の緑色のつぎはぎの787の機体が着陸するところでした!
「みなさん、飛んでいる機体がみられてラッキーですね!!機体を注文した航空会社のパイロットがやってきていて、テスト飛行をしているところですよー!」とのこと。
わーい!(写真に撮れないのが残念。。)
バスを降りて建物に入ると、そこは、先ほど目星をつけておいたオリジナルグッズの売店。
なるほど、うまいルートだなぁ〜!
飛行機工場を見て、感激した後は、お土産たくさん買っちゃうじゃんねぇ、、、手元にクレカ、あるしぃ、、、
買いました。笑
お土産Tシャツ、自分用Tシャツ、カレンダー、ノート、クリップ、ボールペン、ポストカード、ステッカー、ビクトリノックスマルチツール。。
このフレーズが気に入りました。
「If it’s not Boeing, I'm not going!」
これ着て787に乗ったらヲタ認定間違いなしね!いつか実現させよう!^ ^
BOEINGの策略にドハマりして、お土産をたんまり買ったあと、ロッカーに預けたカバンを取り出して、iPhoneを片手に撮影が可能な展示コーナーを巡りました。
ガラーンとした体育館みたいな雰囲気の場所に、あれこれ置いてあって、遠目に見たときは、ふーんって思っていましたが、いやいやいや、ヨダレものの展示が多くて、ここで予定外に時間を費やしてしまいました。
話題の787用ロールスロイスのエンジンと、
GEのエンジンが並んで展示されていました。
787の機体の輪切り!
貨物部分はこんな感じになってるんですね、改めて機体の大きさを実感。
787の窓!!そうそう、これです!!
787ー10の模型
パネルが並びます。
この中で最も面白かったのは、これ!
飛行機に使用されている素材別に、重さを実感できる展示です。
最後に屋上の展望台へ行きました。
雨が降ってきていましたが、そんなのお構いなし!見たいものがそこにあるんだから!
いたいたー!しかも2機もー!!
ドリームリフター♪
お皿に並んだ子持ちししゃものよう!笑
ひろ〜い敷地にたっくさん納品前の飛行機が見えましたー!
U子もあたしもワックワクで、予定していたより長い時間、見学センターで過ごしちゃいました!
ツアー中は、英語でたくさん説明くださいますが、あたしのヒアリング能力では、集中していないと全然聞きとれません。ずっと集中することも無理なので、全体の3割ほどが理解できたかな?くらいでした。笑
でもね、説明が聞き取れなくたって、飛行機を作っているところが見られるのには変わりなく、本当ににすばらしい経験ができました!!
飛行機好きのみなさんに、強く強く強くオススメしたいBOEINGエバレット工場見学でした!
いつかヨーロッパへ行ったら、フランスがドイツのエアバス社の工場見学も、絶対行きます!
(ご参考)
↓こちらの記事にエバレットの工場内部の写真や組み上がっていく説明がわかりやすく書かれています。
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