ノイシュバンシュタイン城へ行かれる方へ
みなさん、旅の前には旅程を立てられますよね。
気軽に行ける近場旅行なら、ざっくりと!かもしれませんが、なかなか気軽には行けないヨーロッパとなれば、事前に綿密に旅程を検討されることと思います。
あたくしサマンサ、2017年のゴールデンウィークに、レンタカーでドイツのロマンティック街道を旅して参りました。
旅の4日目に、ロマンティック街道のハイライト「ノイシュバンシュタイン城」を見学した際、限られた旅行の時間を効率的に過ごすか?無駄にするか?天国と地獄とは、まさにこれ!!という状況を目の当たりにいたしました。
過去にノイシュバンシュタイン城を訪れた日本人旅行客の方で、時間があわずにお城内部の見学をあきらめた方のブログなども拝見したことがあります。
せっかくのドイツ旅、事前に計画した旅程どおり効率的に、素敵な「ノイシュバンシュタイン城」を見学いただきたいので、これからいかれる方は、どうぞ最後までお読みください。
ノイシュバンシュタイン城を訪問したのは、2017年4月30日(日)。例年なら新緑の季節ですが、この前週に雪が積もったらしく、ちょっぴり寒い日でした。
近年、ロマンティック街道、ノイシュバンシュタイン城を訪れるアジア人が急増しているのに加え、たまたま、あたくしが訪れた日の翌日はドイツの祝日で、ドイツ国民の多くが三連休の中日という日程でした。
ノイシュバンシュタイン城は人気だから、混雑するんだろうな、、とぼんやり思っていましたが、正直、どんな混雑ぶりかは知らずに訪れました。
しかしおかげさまで、あたくしは朝イチ、正確には9:15のグループで、待ち時間ほんの少しで見学することができました。
なぜ効率的に見学できたのか?は後半にお伝えいたしますが、まずはこちら!
ノイシュバンシュタイン城の混雑ぶりを知ろう!
実際に訪問した、当日の混雑ぶりを時系列でご覧ください。
2017年4月30日(日)
朝8:30、ホテルの横から出発する馬車に乗り、麓の町からお城へ参りました。予定どおり9:15に城内の見学ツアーが始まり、30分程のツアーが終わり、お土産屋さんをうろうろして、外に出たのは10時すぎ。
お城の外には、すでに大勢の見学待ちの人が、ツアー開始まで時間つぶしをしていらっしゃいました。ちょっとした広場にベンチもありましたが、座れる余裕などなく、多くのみなさんは立って待っている状態でした。
「おぉ、すごい人!!そりゃそうだよね、ロマンティック街道で一番有名なお城だもんね!」
その時はそのくらいしか思っていませんでした。
山の上にあるお城を見学する為には、麓の街から馬車で10~15分ほどであがる方法か、30分かけて徒歩で山をあがる方法があり、あたくしは往復とも馬車に乗りました。
「馬車なんてなかなかない経験♪ 」と、浮かれて帰りの馬車の動画を撮りはじめたのですが、、、
えええ???登ってくる人の数がすごい!すれちがう馬車は満員、山を徒歩であがってくる人の波、、、
見学を終えて馬車で下山(4/30 10:00)
1回の見学は、30~40人ほどのグループだった気がします。5~10分おきに入場するスケジュールのようでしたが、下からドンドン上がってくるこの方々は、一体どのくらい待てば見学できるんだろう?!と想像してぞっとしました。
馬車で麓の街についた時も、前日夕方から今朝まで静かな場所だったのがウソのように、観光客でごった返していました。
麓にあるホーエンシュバンガウ城の外観を見学したあと、お昼をカンタンに済ませようと、近くのホットドックの売店へ向かいました。
途中、お城の見学チケットを購入するセンターの横を通りました。
チケットセンターも大混雑(4/30 11:30)
えええ????
センター内にも人がたくさん、写真にうつっていない外にも長蛇の列が続いていました。
馬車の乗り場にも長蛇の列(4/30 11:30)
馬車を何台も見送らないと乗れないほどの人、人、人。
お城の周りで入館待ちだった方々、山を馬車や徒歩で上がっていった方々、麓の馬車乗り場に並ぶ方々、チケットセンターに並ぶ方の人数も半端なく・・・。
チケットセンターの列の最後尾の方は、いったい何時間後に見学できるの???この頃には本気で恐ろしくなりました。
混雑を横目に、美味しいホットドックを食べ終え、次の目的地へ移動しようと、ホテルからレンタカーを出したのが12:00すぎ。
街の入り口にある、お城の見学者のための広~い駐車場は、すでに満車。なのに、多くの車が駐車待ちで、まったく動いていない状況。。
「えぇぇ・・・・・・ウソでしょ?!」
数分車を走らせても、まったく動く様子のない登り車線の駐車待ちの車の列。反してこちらの下りはスイスイ。あまりに長い駐車待ちの列に驚いて、途中から動画をとりました。
大渋滞の登り車線(4/30 12:00)
ツアー客を乗せた観光バスも、当然ながら渋滞の列に並んでいます。途中から撮って、これですよ。。
たまたまこの日は、ドイツ三連休の中日であったことが影響しているとも思われますが、お昼から来て見学しようなんて計画していたら、旅程が大幅に狂って、お城の中の見学か他の旅程を諦めざるを得なくなったところです。。
ここまでの大混雑を想像していなかったので、本当に驚きました!
ノイシュバンシュタイン城を効率的に見学する作戦!
さて!ノイシュバンシュタイン城見学の大混雑ぶりを把握いただいた後は、おまたせしました!お城を効率的に見学する作戦です!
なぜ、あたくしが朝イチにスムーズに見学できたのか?ですが、それは、あたくしのドイツ旅のバイブルブログ「マイルミチ」のためたろうさんのおかげです。
バイブルブログのお導きにより・・・笑
2016年のGWにノイシュバンシュタイン城をはじめとしたドイツ旅行をされ、わたしに「ドイツいきたい!!!」と思わせてくださったためたろうさんのブログのお知恵を拝借し、旅程を立てたのであります。
▼お知恵を拝借した「マイルミチ」
ためたろうさんは、前日のうちにお城から一番近いホテルに宿泊なさって、効率的にお城の見学をされていたのです!
効率的に見学する作戦、題して、
『前日にお城に近づいておく、ため作戦!』
作戦の重要なポイントですが、お城の周辺にあるホテルでは、翌日のノイシュバンシュタイン城の入場券を前日にリクエストして購入することができるのです。
ノイシュバンシュタイン城を見学するなら、チケットが事前手配してもらえるホテルに前泊することで、混雑が始まる前の朝イチに見学ができます!(すべてのホテルかどうか、確認できておりませんので、ご予約の際には、念のためご自身での確認をお願いします。)
あたくしは今回レンタカーで参りましたが、麓のホテルでしたら、ほかの公共交通機関を利用しても行けますので、ノイシュバンシュタイン城にいかれるのでしたら、ホーエンシュバンガウ周辺のホテルに前泊しましょう!!!
飲兵衛ドライバーさんにオススメ麓のホテル
バイブルブログのためたろうさんが宿泊されたのは「シュロスレストランノイシュバンシュタイン」。
こちらは、お城と同じ山の上にある、お城から最短距離にあるホテルで、絶好のロケーション!本来、馬車か徒歩でいくお城のある山へ、レンタカーで行き来できてしまうのが最大のメリットです!
「よし!わたしもそこに宿泊して楽々見学しよう!」
そう決めていたのに。。アホなあたしは、旅の前にしでかしたのであります。。
出発の3ヶ月以上前には、バイブルブログを参考に、ほぼ完璧な旅程が出来上がっており「あたしって天才!!!」と浮かれて大満足♪♪
そこからしばらく経って「やべっ!ドイツのホテルの予約してない!!」 と思い出したのが出発1ヶ月前。。天才的なアホです。。
そこから全旅程のホテルを予約したのですが、絶対ここだけは外せない!と思っていた、バイブルブログオススメの「シュロスレストランノイシュバンシュタイン」だけが、満室で予約不可!!!
アホや、、やっちまった!!ヽ(;▽;)
仕方なく、再検討の末、バイブルブログとは異なる、山の麓にある「ホテルミュラー」を予約しました。
▼ホテルミュラーの宿泊記はこちら
www.samantha787.com
こちらのホテルに宿泊して『前日にお城に近づいておく、ため作戦!』を実行したわけですが、結果から申し上げると、まったく問題ありませんでした!!
むしろ、レンタカーのドライバー役であり、飲兵衛であるあたくしには「ホテルミュラー」はベストな選択であった気がいたします。
なぜって?
前日、レンタカーをホテル駐車場に停めたまま、歩いてすぐのレストランでビールやワインを飲んで、ご機嫌な夕飯をいただけたからです♪ ドイツに行ったらやっぱりビールやワイン飲みたいですもんね!^ ^
というわけで、飲兵衛ドライバーさんがレンタカーで行く場合や、公共交通機関を利用して訪れる方は、ホーエンシュバンガウ周辺、麓にあるホテルに宿泊し、馬車を利用してお城へ向かうのがオススメです!
忘れてはいけない重要タスク
チェックイン時に翌日の入場券と馬車を予約しておくこと!作戦どおりに行動されれば、天国と地獄の天国を味わえます!
ぜひとも『前日にお城に近づいておく、ため作戦!』で、計画どおり効率的に、ノイシュバンシュタイン城の美しくも悲しい歴史を堪能いただきたいと思います♪
▼ご参考:レンタカーで巡るドイツ旅の旅程案
www.samantha787.com
いやぁ・・スムーズに見学できて、ほんっと、よかった!お城を出てから車で山を降りるまでずっと、同行の親友U子と大混雑を目にしては、何度も何度も、ためたろうさんに感謝をし、ノイシュバンシュタイン城を後にしたサマンサでございました!
ためたろうさん、作戦名に勝手にお名前を拝借してすみませんw ありがとうございました!^^