女3人 富山旅 1日目午後。
回転寿司で美味しい北陸の旬を楽しんだ後、高岡市内の「土蔵造りのまち・山町筋」へ向かいます。
このあと楽しみにしていた伝統工芸の螺鈿細工(らでんざいく)を体験いたします。^^
螺鈿細工って、名前を聞いてもピンと来ない方が多いかもしれませんが、みなさん、必ず見かけていらっしゃいますよ!黒い漆器や家具などに、虹色に光るうすーい貝殻でお花などをかたどった柄がついてる、あれです、あれw
素敵な街並みの山町筋
通り沿いに建つ「はんぶんこ」に到着!
町家と土蔵を改装して、アート作品の販売や伝統工芸体験ができる施設です。
こちらでは、螺鈿細工のほかに、錫のぐい吞みの製作体験もできますが、自由にデザインができるほうが楽しいかな?と、今回は螺鈿細工を選びました。
当日、急にデザインせい!と言われても、決めるのに相当時間を要してしまう自信があったので、予約後、メールでデザインを施す手鏡のサイズと、使える貝殻のサイズをうかがっておき、一緒に行く友達のU子とJ子に共有しておきました。「富山に行く前までにデザインを決めておこうね」ってことで。^^
お店に入ると、奥の土蔵がワークショップの場所になっていました。ステキな雰囲気です!
大きな作業テーブルにつくと、先生から作業の説明があり、まずはデザイン画から着手します。
と、ここで、予め用意したデザインを取り出したら、先生から「事前に手鏡や貝のサイズを聞かれたのは初めてだったので、かなりの意気込みを感じました」って。
いやいや、確かにかなり楽しみに参りましたけど、サイズをうかがったのは、デザインで相当悩む自信があったからですよ!^^;
さて。絵の上にうすーい貝を置いて、貝のうえからパーツを鉛筆でなぞっていきます。クッキー生地の型抜きのように、貝を無駄にしないよう、大きいパーツから順に詰めて書き写していきます。
貝にも微妙に色合いや縞模様の向きなどがあるので、それを見ながら、パーツどりをします。ヤバイ!もうこの段階から楽しくて仕方がない!!
すべて書き写したら、先端に針がついているカッターで貝を切っていきます。
これが、めちゃめちゃ難しい作業です!!
「小さな丸が一番難しいんですよ!」と先生のおっしゃる通り、どうしても貝の繊維?の向きの関係で、カーブがガタガタになっちゃうんです。
改めて街で売られている螺鈿細工の職人さんの技の素晴らしさを感じますw
三人で、あーでもないこーでもないと言いながら、時に集中、時にキャッキャと作業を進めます。
すべてのパーツを切り終えたら、一度手鏡の上に配置してみます。あ、この配置がいいかも!
この後は、貝を貼り付ける作業です。
接着剤の漆が乾かないうちに貼り付けて、貝との間の空気を抜くところまで、急ぐ必要があります。緊張するー!!
あーーーーーっ!!!
慌てすぎて、さっき決めた配置と違うとこに梅のお花のパーツを貼ってしまった!!
まいっか!笑
ってことで、三人とも貼り終えたら、ここで本日の体験は終了!!
三人三様のデザイン!笑
J子のは、爬虫類や昆虫が大好きなJ子らしい斬新なデザインw 細かいパーツを多用していて、よく頑張って切ったなーって関心します。
U子のは、三日月のカットに超こだわって、頑張って切ったのと、ネコちゃんのリボンだけ赤く着色したりと、かわいいデザインです。
あとは、職人さんがキレイに仕上げて、自宅に送り届けてくださるそうです。
こちらの方が、お世話になった先生かつ、はんぶんこの代表の東海さん。カメラ目線は恥ずかしいとのことで、このショットです!^ ^
女3人かしましく、お騒がせしました!ありがとうござましたー!
旅から2週間後かな?完成品が届きました^^
大好きな小鳥ちゃんと梅。
とてもキレイに仕上げていただいて、大満足!
螺鈿細工って、みる角度によって色が変わるのが素敵ですね~♪
体験製作ものが大好きなので、これまでもいろいろと体験してきましたが、螺鈿細工は自由にデザインができて、カットの難易度が高く、作業を終えた時の達成感はハンパなく、とても楽しかったです!
▼はんぶんこ公式サイト
富山に行かれましたら、高岡のはんぶんこさんで螺鈿細工体験、ぜひチャレンジしてみてください♪